FXは立派な投資行為になりますが、その性質からギャンブルのようなものだと表現される場合も少なくありません。
それは、場合によっては投資した金額が簡単に全て無くなってしまったり、追加で支払うお金が発生してしまうことまであるからです。
FXは相場取引の一種と言えますが、レバレッジという倍率を掛けることができる為、対象の外貨のレートが少し変動しただけでも大きくプラス、マイナスに動きます。
外貨のレートは株式や先物の相場とは違い、短期間にそれほど大きく変動することはありません。
それでほとんど利益にならないことから、このレバレッジというシステムを採用しています。
25倍のレバレッジを掛ければ、10万円の投資で250万円分の外貨を購入できます。
それによって利益も損失も25倍になるので、たった4%の上昇で投資金額が2倍になりますが、逆に4%の下落だけで投資金額を全て失ってしまいます。
これくらいの大きなレバレッジを掛けての投資となると、もはやギャンブルだと言われても仕方のないところです。
もちろん違法性は全くないので、合法的に楽しめるギャンブルだと捉えている人も少なくなく、FXを少しかじっている人であれば、そういった側面があるのは分かっていることです。
ギャンブルとまでいかない範囲で投資したい場合には、レバレッジを極力抑えることが大切です。
ただし、あまり抑え過ぎるとほとんど利益にも損失にもならず、何をやっているのか分からないこともあるので、そのさじ加減が難しいところでもあります。