海外FXの状況は時間が経つにつれ変化していきます。記載されている情報がお読みになっている時点で正確であるとは限りません。こちらは2022年5月時点での情報です。
XMTrading(エックスエム)からの出金方法について説明します。
出金できるのは現金の残高のみです。ボーナスクレジットは出金できませんのでご注意ください。出金するとボーナスクレジットは全て消滅します。
XMでは入金分(=元手)にあたる出金は、入金方法と同じ方法でしか出金できません。
また、入金額を超えた分、つまり利益の出金は銀行送金でしか行うことができません。
もし可能でない方法で出金依頼をすると、依頼がキャンセルされ資金が差し戻されるか、可能な出金方法に変更されます。
出金方法によって途中の手数料に違いがあり、手に入る金額が変わってきますので、それぞれの出金方法をよく理解しておきましょう。
XMの出金方法1.クレジットカード(デビットカード)
XMを利用するに当たり、クレジットカードでの入出金は手数料が一切かからず、非常に便利です。
出金時には、出金先の情報を入力する必要もなく、金額を入力するだけで済み、操作が簡単です。
入金にクレジットカードを使用している場合は、まずクレジットカードに出金されます。
正確にはXMによってクレジット決済がキャンセルされることがカード会社に伝えられ、利用可能枠が元に戻る形です。
デビットカードの場合はやはり同様に決済がキャンセルされ、引き落とし先の銀行に現金が戻ります。
カード発行会社によっても異なりますが、出金(返金)が反映されるのには数日かかることが多いです。
こういう形ですので、クレジットカードへの出金はクレジットカードでの入金額まで出金可能で、利益分は出金できないようになっています。
利益を出金する場合は銀行送金を利用します。
XMはVISAカードのみ出金に対応していて、JCBカードへの出金は対応していません。JCBカードで入金した場合の出金は銀行送金を利用することになります。
クレジットカード出金のメリット
- 出金手続きがとても簡単
- 手数料が無料
- 最低500円から出金できる
クレジットカード出金のデメリット
- 利益の出金ができない
- クレカ入金が続いている場合、一時的に利益を出してもクレカ出金になり現金が手に入らない
- 着金に日数がかかる場合がある
出金方法にはクレジットカードが優先的に適用される
複数の方法で入金していた場合で、入金方法の中にクレジットカードが含まれている場合は、優先的にクレジットカードに出金されます。
他の出金方法で依頼しても、XM側によりクレジットカードへの出金がまず実行されます。
XMの出金方法2.銀行送金(Local Bank Transfer)
銀行送金のメリットは、利益分を出金できることにあります。
そもそも利益を出金する方法は銀行送金しかないので、儲かった際には銀行送金でしか出金できません。
銀行送金での出金金額に上限はありませんが、最低出金額が1万円と決められています。
銀行送金で出金する場合のXMに対する手数料は無料ですが、XMから銀行に送金するときに決済代行会社によって2,500円の手数料が差し引かれます。
つまり、銀行送金で出金する際の実質的な手数料は2,500円だと覚えておきましょう。(出金額が40万円以下の場合。出金額が40万円を超える場合は無料です。)
ですので、小まめに何度も出金するのではなく、まとめて一度に出金したほうが手数料の節約になります。
出金にかかる日数は3~5営業日が目安ですが、早い場合には翌営業日に着金することもあります。
日数はかかりますが、他の出金方法と違い、すぐに現金を引き出せるのが銀行送金のメリットです。
電子ウォレットへの出金の場合、そこからまた金融機関に送金する必要があります。
金融機関の中には、出金先に指定できないところもあります。出金時にSWIFTコード(国際的な、銀行を識別する番号)を入力する必要がありますが、SWIFTコードが無い銀行がそれに該当します。
銀行送金のメリット
- 利益が出金可能
- 出金金額に上限なし
- 着金したらすぐに引き出し可能
銀行送金のデメリット
- 最低出金額が1万円のため、少額の出金ができない
- 決済代行会社に対して2,500円の手数料がかかる(40万円を超える場合)
- 着金に日数がかかる
以下はオンラインウォレットの出金についてです。XMでオンラインウォレットからの入金履歴が無い場合、出金方法の一覧には表示されません。
XMの出金方法3.Bitwallet(ビットウォレット)
Bitwalletは、海外FXを行う上でとても便利なオンラインウォレットです。
XMを利用するに当たって、Bitwalletを利用した入出金は、最も手数料がかからない方法です。
Bitwalletから日本国内銀行への出金にかかる手数料は824円(キャンペーン中は777円)と、格安です。
ただ、XMの利用に当たっては日本円の入出金しかできません。
Bitwalletでの出金は、Bitwalletで入金した場合のみ可能です。
また、入金額までの出金となり、利益は銀行送金を利用することになります。
最低出金額は500円と、少額でも出金可能です。
また、XMが行う出金処理と同時にBitwalletに反映されるため、通常1営業日以内に着金します。
Bitwalletのメリット
- 最低500円から出金可能
- 通常1営業日以内に出金完了
- Bitwalletから国内銀行に送金する場合の手数料は824円と安い
Bitwalletのデメリット
- 利益の出金ができない
- 過去にBitwalletで入金していないと出金方法として利用できない
- 日本円しか入出金できない
XMの出金方法4.STICPAY(スティックペイ)
STICPAYは日本円だけでなく仮想通貨や米ドルやユーロでの出金にも対応しており、他の出金方法にはないメリットがあります。
また、STICPAYに着金すると銀行送金だけでなく、STICPAYカードというプリペイドカード(発行が必要)を使ってATMから直接現金を引き出すことができます。
他の条件についてもBitwalletとほぼ同様ですが、STICPAYから国内銀行に出金する際の手数料がやや高いところが難点です。(日本の場合800円+出金額の2%)
XMの出金方法5.BXONE(ビーエックスワン)
BXONEはeZpayカードというプリペイドカードを発行しておけば、BXONEから銀行送金せずに、現金をATMから引き出すことが可能です。
また、BXONEは仮想通貨で出金でき、手数料がかかりません。
ですが、ウォレット自体が米ドルをベースにしていますので、最終的に日本円になる際には必ず為替差損が生じます。
また、ウェブサイトは英語のため、使い勝手が悪く感じるかも知れません。
ウォレットそのものは他2つと同様に使えるのですが、日本人にとってはマイナーな入出金手段であるのが現状です。
出金の優先順位は?
全ての入金手段を使った場合、出金は、
1.クレジットカード(デビットカード) 2.オンラインウォレット 3.銀行送金
の順に優先されます。
ここでクレジットカード出金をせず、オンラインウォレットや銀行送金で出金依頼をすると、XMによってクレジットカードへの出金がまず行われます。
そして、残額がオンラインウォレット、銀行送金の順で出金されます。
XMが出金拒否?実際は…
これまで書いたようにXMの出金にはルールがあり、それに沿っている必要があります。
でも、ルールに沿っていない出金依頼をした場合でも、可能な限り融通をきかせてくれます。
例えば、上記のように優先順位を無視してオンラインウォレットで出金依頼しても、自動的にクレジットカード出金に切り替えてくれます。
このような場合は大丈夫です。
しかし、このような場合はどうでしょうか?
前提が変わってオンラインウォレットでしか入金したことがなかったとします。
その状態で利益が出ていて、入金額を超える出金依頼をオンラインウォレットで行います。
しかし出金先銀行の登録を行っていません。
XMの出金ルールでは、入金額まではオンラインウォレットで出金できますが、利益については銀行送金でしか出金できません。
この場合は、どうしたって全額は出金できないので、オンラインウォレット入金額を超える分は差し戻されることになります。
情報をきちんと入力して銀行送金を選択すれば問題ないのですが、出金依頼を失敗してしまったことが出金拒否と捉えられてしまうのかも知れません。
ですが、XMが出金拒否をしている訳ではありません。
もし出金がきちんと実行されなかったら、方法を見直して再度出金依頼しましょう。
もしそれでも上手くいかなければ、サポートに問い合わせてみましょう。
入金方法と同じ方法での出金、いつまで適用?
クレジットカードで入金した場合、入金からしばらくたっても出金はそのクレジットカードに行われます。
オンラインウォレットから入金した場合も、同じオンラインウォレットに出金する必要があります。
クレジットカード出金の場合は、カード利用のキャンセルという形でカード会社によって異なりますが、入金から90日以内の場合はクレジットカードへの出金となるようです。
カードのキャンセル処理ができないような日数がたっていれば、銀行送金での出金となります。
現金が手元に欲しくてFXをしている場合でも、出金はクレジットカードにされてしまうことが起こり得るわけです。
入金方法は先のことまでよく考えた方がよいですね。
ちなみに、XM側の裁量で入金方法と異なる方法でまとめて出金できる場合もあるようです。
筆者はBitwalletから入金した分もまとめて銀行送金で出金依頼したのですが、そのまま受理されました。
同様の書き込みをネット上でも見かけたので、例外的にあることなのでしょう。